LEATHER


タツノラボ


 Portierraは兵庫県たつの市に工房を持ち、ポルティラレザーのなめしと革づくりの研究を日々行っています。

害獣として駆除されたシカやイノシシ、クマのなめしも承っております。

委託加工は“Contact Us”からご連絡下さい。

鞣し(なめし)とは?

「皮」が腐敗したり、水分が抜けて硬くならないように、コラーゲン繊維をなめし剤で結合させ、安定した素材「革」に変化させること。

ポルティラはリン酸系のなめし剤を使用しており、なめし上がりは純粋なホワイトとなります。

ポルティラ鞣し工程


 

原皮は塩漬け状態で工場にやってきます。

 

皮に残った脂肪や毛を除去し、なめし工程に入ります。

 

弊社が独自に配合した無害ななめし剤を使用してなめしを行います。

 

有害な重金属、化学物質を使用しないので、なめし工程で出る削り

 

 カスなども再加工し、リサイクルが可能です。

 

皮革流通量の9割を占めるクロム革より圧倒的に安全で

 

植物タンニン革では出せない柔らかさがあります。

 

なめし上がりがホワイトなので淡色での染め表現も可能です。

 

 エコ 

 

 エシカル 

 

 サスティナブル 

 

既に聞きなれた言葉になっています。

 

Portierraは使う人だけでなく、

 

環境にも配慮したものづくりを追求し続けます。

ポルティラ革について


 野生の鹿革(ホワイト)

豚革(クチナシ)

  野生の鹿革(合成藍)


ポルティラは、自然の恵みを余す事なく使う事を考え商品づくりをしています。

 

 表面塗装を行えば隠せるキズもあるのですが、本当の革の風合いをお楽しみ頂きたいとの思いから

そのほとんどの製品において塗装はせず染めのみのナチュラルな革を使用させて頂いています。

 

製品には一部キズや吟面の剥がれがございますが大量生産品では出せない、その個性と風合い、

エイジングをお楽しみ頂けます。

 

 

 

ポルティラ革の種類


ポルティラの鹿革は牧畜されている牛などとは違い、日本の野山で育った野生の鹿を使用しております。

その為、生前に負った擦りキズやその治癒跡があり、また表皮が薄いという特性から一部に剥がれが見られる事もあります。

しかし、鹿革には牛や豚では表現出来ない肌に吸い付くような独特の柔らかさがあり、その風合いも長く持続する事から

古来より高級皮革として珍重されてきたという歴史もあります。

鹿による害獣問題

現在日本の鹿による農作物被害額は、年間300億円。

未報告分を入れればおよそ1000億円ともいわれています。

 

鹿は爆発的に増え続けており1990年に約40万頭いた鹿が、2015年には約400万頭、

わずか四半世紀でその数は10倍にも膨れ上がっているのです。

政府は10年後に頭数の半減を目指しており、その為には年間60万頭は捕獲駆除する必要があるとの事

 

鹿が爆発的に増加したのは、古くはオオカミの絶滅に始まり、無計画な乱獲と保護、林業の盛衰、猟師の高齢化、

里山の減少、そして地球温暖化、、、様々な要因が複雑に絡み合っています。

 

では、駆除されたシカはどうなっているのでしょうか?

実はほとんどが廃棄物として山で遺棄されるか、焼却処分されています。

ジビエ料理として食べられているのは10%以下

そのお肉の副産物である皮革の利用は1%にも満たないのが現状です。

 

ポルティラは自然の恵みを余す事なく使う事を考えます。

狩られるのであれば、お肉は食べ、その皮は日本の野山が育んだマテリアルとして利用する。

 

“人の利己的な経済活動が招いたツケ”、ポルティラは皮なめしという微力な営みではありますが、

その問題解決の一つの足がかりとなり、解決に向けた横のつながりを構築していこうと考えております。


牛革は最も流通量の多い皮革で、皮革製品の代表格です。

他の革に比べて収縮性が少なく耐久性に優れています。

ポルティラの牛革はクロムを使用していませんが、クロムレザーにも劣らない風合いを再現出来ており、

過度な表面加工を行わない分、牛革本来のナチュラルな使い心地を楽しんでいただけます。

使い込むほどに柔らかく馴染み、艶が増し味わいのあるものに変化していきます。

 ライトカラーな豚革よりも、少し落ち着いた印象になります。


豚革は牛革に比べ薄く、素材自体も軽量です。豚革のバッグを持つとその軽さに驚かされます。

さらに表層の密度が高いため摩擦に強く、毛穴があるおかげで通気性がよく、湿気や蒸れを防げるという特性もあります。

飼育環境や個体の性格から皮に傷がある物が比較的多いというデメリットも挙げられますが、

その機能性から靴のライナーだけに使用するにはもったいないと思いバッグのメイン素材としても積極的に使用しています。

使い込むほどに繊維がほぐれフワッとした風合いに変化していき牛革よりカジュアルな印象となります。

 

 

ポルティラ革の染色


ポルティラ革製品はその柔らかな風合いを楽しんでいただくため、基本は染料のみの仕上げとなっております。

一般的な革の仕上げで行う顔料塗装による色合わせを行っていないため、ロットによる色ブレが生じやすくなっておりますので

予めご了承下さい。

 

※革からオーダー頂いたお客様に限っては顔料塗装による仕上げも行えますので、お気軽にお問い合わせください。


 

ポルティラホワイト

 

ポルティラの革の基本色

なめしあがりそのままの無垢のホワイト

 

漂白、染色を行っていないので淡色染料のみでもきれいに発色します。

 

草木染め

 

植物由来の染料を主成分とした染色

 

ポルティラホワイトをベースとする事で他にはない

やさしい発色が楽しめます。

 

 

本藍

 

藍染工房壺草苑による本藍染め

 

古来よりの技法“天然藍灰汁醗酵建”“てんねんあいあくはっこうだて”

詳しくは壺草苑様のホームページをご覧ください。

https://www.kosoen-tennenai.com/天然藍灰汁醗酵建って/

 

 

 

合成藍

 

合成藍の染料を使用した染色

 

鹿革の合成藍染めは夜空の星々のような模様となり、

portierra製品を代表する革の一つ“銀河”となりました。

eco-tone  

eco-tone  “エコトーン”とは、

 樹皮に含まれるポリフェノールを原料とし、ポリフェノールと鉄分を反応させる事により皮革を発色させる技術。

通常の合成染料より染色環境の影響を受けやすい為、非常に高度な技術が必要となります。

しかし染料による汚染を大幅に軽減する事が出来る為、今後注目されるべき希少価値の高い技術とも言えます。

有害な物質を一切使用しないポルティラレザーをエコトーンで染色した革は本当の意味でのエコ、ナチュラルな唯一無二のレザーなのです。        

環境保全に対する取り組み


ポルティラは海外でも環境をまもる活動を行なっております。

 

特にバングラデシュ皮革産業の中心地ハザリバーグ地区では、大部分の皮革加工工場から未処理の有害化学廃棄物が垂れ流されており、その量は1日に22,000立方メートルとも言われています。

問題解決のためバングラディシュ政府は別の地域に集中汚水処理施設を建設し、そこに加工工場を移転させる計画を発表しましたが、移転に伴う補償や施設建設費負担などの問題で、計画実現にはまだ時間がかかると予想されています。

 

そこで、ポルティラは有害化学物質を使用しない皮革製造システムをバングラデシュ国内でも定着させるべく現地タンナーと協力しポルティラレザーの生産を推し進めております。

  

付近の土壌と水資源、ひいてはベンガル湾の水質をまもることは、バングラデシュの政策、皮革産業のニーズを満たすものであると同時に弊社が考える環境保全活動の一環なのです。